新米除霊師と白いモフモフ(使い魔)が、困った幽霊たちをポンコツながらにお助けします!?
笑えてほんのり涙する、除霊しない“助”霊のお話。
著者/藍澤李色
イラスト/雛川まつり
黄昏公園におかえり
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											NEW黄昏公園におかえり
 1「逝ってらっしゃい」「おかえりなさい」 
 ――どうか、あの空の向こう側が、優しくおだやかな場所でありますように。タカヤは代々除霊師を輩出する有名な寺の跡取り息子。しかし、本人は除霊師のパートナーと言える使い魔も持たず、ある理由から除霊もできないポンコツ除霊師。 
 ある日、「ゆうやけ公園」で白いモフモフのポメラニアン……もとい、狛犬の「しろがね」と出会い、使い魔を得たタカヤの人生は一変する(およそ、大変な方向で……)。
 毎週飛び降りる習性を持つ未婚の花嫁幽霊、幽霊たちを引き連れバイクを爆走させる「百鬼夜行ライダー」、消えるタクシー乗客伝説を作るおじいちゃん――そんな未練を残した厄介で訳ありな幽霊たちを助けるため、タカヤはあちこち奔走することに!?
 これは新米除霊師と白いモフモフが半人前になるために奮闘する、泣いて笑えるハートフル“助”霊物語。





