小説部門
最優秀賞&部門賞
『ベツ☆バラ! ~観光庁 神霊災害特別対策室 秋葉原支部~』
節兌見一
【作品紹介】
人々の幻想が交差する街『秋葉原』。
そこでは神霊テロ組織『ヤオヨロズ』と、『観光庁神霊災害特別対策室秋葉原支部』通称『ベツバラ』が熾烈な戦いを繰り広げていた。
通常兵器が効かない神霊たちを倒すべく、『ベツバラ』に集められた特殊な経歴を持つ二人が奮闘する!
【受賞者コメント】
はじめまして、節兌見一と申します。
この度は栄えある賞に拙作を選んでいただきまして、光栄の極みです。
ベツ☆バラの世界は、「現代世界のファンタジー化」というこの賞のコンセプトを目にした瞬間ビビッと思いついたものです。
慣れ親しんでいるはずなのに、実はよく分からない街『秋葉原』……
そこに異世界や和風、メルヒェンなものまで様々なファンタジーの文脈を放り込んでみたら一体どうなってしまうのだろう?
自分でもその答えが分からないまま、ワクワク気分に突き動かされて書きました。
そんな楽しい気持ちを皆さんと少しでも共有出来たら幸いです。
動画・音楽部門
最優秀賞&動画・音楽部門賞
『ワイバーン飛翔中』
Ryo Lion
【作品紹介】
「SNSちほー」に生息するモンスター「ワイバーン」の歌。舞台は恐山をイメージ。
近代に創作された架空の怪物「ワイバーン」と、十年そこらで化け物みたいに膨れ上がって異様なカタチに進化し続ける「SNS」。
この2つに共通している部分を感じ、そこから構想を練った楽曲。
【受賞者コメント】
思えば作曲をはじめてもう20年以上になります。
決して順風満帆ではなく、何をやっても上手くいかず途方に暮れた時期もありましたが「長いこと続けていれば、いいコトもあるもんだなあ」と。率直にそう思います。
このような機会を設けて下さった IIVクリエイターアワード運営様、審査員のbanvox様、そして歌ってくれた汐さん、本当にありがとうございました。
よい夢を見させて頂きました。
なお、賞金はすべてプロテインに変わります。大切なのは筋肉です。
ながいながい創作人生においては、心身の健康のみが資本です(本当に)。
心身ともにマッチョなクリエイターを目指し、wこれからも精進致します。
イラスト部門
部門賞 イラスト部門
『陰陽国技館ゴウリョク』
成之丞
【作品紹介】
日本の国技である「相撲」をイラストでファンタジー化!
ファンタジー世界の日本では国技の陰陽道で競い合う、両国国技館を連想させる舞台で陰陽を駆使した勝負が繰り広げられる!
【受賞者コメント】
此度はイラスト部門賞に選出して頂きまして誠にありがとうございます。
制作にあたり臨場感を大切にと考え、大相撲初場所をTVで何度も観戦し、祭囃子を聴きながら描いたのが思い出です。
本コンテストを知った際、何事も経験との想いで参加させて頂いたので期待以上の結果に未だ実感薄く驚いております。
ⅡⅤクリエイターアワードPJチームの皆様、そして選考委員の先生方へこの場を借りて深く御礼申し上げます。
今回の受賞を励みにさらに精進して多くの方に楽しんでもらえる作品達に携わっていけたらと思います。
とても良い経験となり感謝しております、ありがとうございました。
イラスト部門
部門賞 イラスト部門
『魔女ラーメン』
花城まどか
【作品紹介】
「魔女も働かなければ食っていけません」
現代社会に溶け込む魔女の姿を想像して描いた作品。
「おかもち」を吊り下げ、空飛ぶホウキに乗って運ぶのはみんなが大好きなラーメンです!
【受賞者コメント】
このたびは、「イラスト部門賞」に選んで頂き誠にありがとうございます。
憧れの方々に自分の絵を見ていただけるだけでも嬉しい、という思いで応募いたしましたが賞まで頂戴し、天にも昇る気持ちです。
テーマである「現代世界のファンタジー化」はとても好きなモチーフで描きたい場面やキャラクターが多く迷いながらも最後まで楽しく描けました。
このような賞をいただけて大変嬉しく思います。
この賞を糧に今後も自分らしい絵を描けるように頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
コミック部門
部門賞 コミック部門賞
『厄神祓屋7のぼせ』
草葉
【作品紹介】
災厄をばらまく「厄」を祓う神通力を神から賜ったという7人の厄祓師「明星」。
「厄」に苦しむ少女たまきは、そんな「明星」に助けてもらうため桃源都市ハカタを訪れる。
だが、出会ったのは街一番のお調子者マツザで……!?
【受賞者コメント】
はじめまして草葉と申します。この度は「コミック部門」を頂きありがとうございます!
自分の漫画作成が久々の中、とにかく楽しんで完成させることを目標に描いていたものなので、まさか賞が頂けるとはいまだに実感がない感じです。
しかし好きなものややりたい表現を詰め込んで楽しみながら描いた作品が、このように評価を頂きとてもとても嬉しく思います。
まだまだ漫画として未熟な部分が沢山ありますが、大きな一歩をきっかけに少しでも楽しい作品を提供できるように今後もますます精進していきたいと思います!
選考委員奨励賞
小説部門
『陰陽師と妖怪の仲が悪いわけ』
紫藤龍弥
【作品紹介】
妖怪を使い妖怪退治をする九鬼一族の末裔『九鬼峡哉』。
そんな彼の元へ、陰陽師の少女『久遠寺朱里』が現れる。
彼女には妖怪に母親を殺された過去があり、妖怪を強く憎んでいた。
妖怪と共に戦う峡哉と妖怪を憎む朱里。正反対の二人がコンビを組んで凶悪な敵に立ち向かう!
【受賞者コメント】
この度は、選考委員奨励賞という素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。
選考委員の皆様、「ⅡⅤ」編集部の皆様、並びに賞に携わられた全ての方々に心から感謝いたします。
第2回のテーマは「現代世界のファンタジー化」ということで、私達が住む世界がファンタジー化したらと想像しながら楽しく書かせていただきました。
普段は異世界ファンタジーを書くことが多いので、新鮮な気持ちでストーリーを考えることができました。
今回の結果を励みに、今後更に楽しい作品をお届けできるように精進して参ります。
改めまして、拙作を選考委員奨励賞に選出していただき誠にありがとうございました。
選考委員奨励賞
小説部門
『翡翠の姫は夢を見る』
浜矢スバル
【作品紹介】
翡翠の産地・新潟県糸魚川市に建つ、蔵のある旧家。
ここに住む姉妹の祖父は蔵に「宝がある」と言うが、宝がなんなのか姉妹には明かさないまま他界した。
そこで、美貌を備える姉の翠は「祖父の言う宝」が何かを当てた男性と交際することを宣言。
宝を見つけ出す男性は現れるのか?そして蔵に眠る宝とは・・・
【受賞者コメント】
選考委員奨励賞、ありがとうございます。
私の作品は最終候補止まり、受賞は無理と思っていました。
応募者した方の多くは、今回のテーマに素直に従って独自の「世界観」を物語の中で構築する事に注力したのではないでしょうか。
一方、私が書いたのは、このテーマへのアンチテーゼとも言えるような小説です。
実のところ、応募したのは受賞が目的というより、選考委員の方々の反応が見たかったからです。
こういった作品を切り捨てず、新たな賞を増設してまで評価しようとする選考委員の方々の真剣な姿勢に頭が下がる思いがします。
本当に、ありがとうございました。