『デュラララ!!』『バッカーノ!』の著者・成田良悟が放つ、
書き下ろし新シリーズ“サメ ”エンタテインメント小説登場!
待望の【紙書籍版】好評発売中!!
【電子書籍版】第1歯~第9歯も絶賛配信中!!
成田良悟
イラスト/しまどりる
『デュラララ!!』『バッカーノ!』の著者・成田良悟が放つ、
書き下ろし新シリーズ“サメ ”エンタテインメント小説登場!
待望の【紙書籍版】好評発売中!!
【電子書籍版】第1歯~第9歯も絶賛配信中!!
人食い鮫ヴォイドを退治した天才研究者
10年前、人食い鮫ヴォイドの犠牲となった雫の弟
紅矢倉を慕う天才少女
紅矢倉の過去を知る研究員
海上研究都市「龍宮」のカリスマ市長
科学系企業「ネブラ社」の学芸員
謎の集団をまとめる女傭兵
イルヴァに従う副官
謎の傭兵集団の一員で、驚異的な聴力を持つ
姉のベルタは、レストラン「メドゥサ」の女性歌い手(カンタオーラ)
弟のフリオは小学生で、流星観測のため『龍宮』を訪れる
ようこそ、欲望が渦巻く最悪の島へ――。
「人食い鮫ヴォイド」。それが全ての始まりだった――。
かつて248人もの命を奪う未曽有の獣害を引き起こした怪物は、
若き天才研究者の紅矢倉雫によって退治された。
10年後――海上に作られた移動型海上研究都市「龍宮」では、
科学技術研究や海洋実験が盛んに行われている。
しかし、そこには恐ろしい“遺産”が隠されていて――。
ある者はその存在に恐れを抱き、ある者はその存在を求め、
またある者はその存在に希望の光を見出そうとしていた。
その隠された“遺産”とは人類の希望か、それとも絶望か。
『デュラララ!!』『バッカーノ!』著者・成田良悟が放つ究極の“サメ ”エンタテインメント小説!
※紙書籍『炬島のパンドラシャーク〈上〉』は、電子書籍版『炬島のパンドラシャーク第1歯~第9歯』を1冊にまとめて加筆・修正したものになります。
「人食い鮫ヴォイド」。それが全ての始まりだった――。かつて248人もの命を奪う未曽有(みぞう)の獣害を引き起こした怪物は、若き天才研究者の紅矢倉雫によって退治された。10年後――海上に作られた移動型海上研究都市「龍宮」では、科学技術研究や海洋実験が盛(さか)んに行われている。だが、ただの研究施設ではない。恐ろしい“秘密”が隠されていた。人々に畏怖(いふ)をもたらしたヴォイドの呪いは決して消えはしない。研究所の奥深く、物言わぬ“それ”は、いったい何を考え、何を想うのか。誰も知る由(よし)もない……。
若き研究者・紅矢倉雫の運命を大きく狂わせた「人食い鮫ヴォイド」。10年前の事件により、彼女は“大切なもの”を失い、天才から鬼才へと変貌していく。一方、10年前の脅威が人々の記憶から薄れゆくなか、海上研究都市「龍宮」の美人市長・富士桜龍華のもとに有力組織ネブラの学芸員が訪れる。その目的とは、「龍宮」に保管されているという雫の研究対象の監視だった。そして時同じくして、ある組織も動き出し――。失われた運命の歯車は、「人食い鮫ヴォイド」を中心に、静かに、そしてどこか歪(いびつ)に回り始めていた……。
海の上で煌々と輝く姿から「炬島(ともしびじま)」とも呼ばれる海上研究都市『龍宮』。今夜は、そんな島から灯りが消える。流星群観測の催しが行われるためである。島を訪れていた小学生の八重樫フリオもイベントを楽しみにする一人。一方、研究所にいる雫も自分に懐くラウラに誘われて流星群観測に参加しようとするが、その時、富士桜市長から連絡が。「ネブラが、君の研究に興味があるらしい」――その報せを受け、雫は市長にある決意を伝えるのだった……。
ついに『人食い鮫ヴォイド』退治の英雄・紅矢倉雫と対峙することになった『ネブラ』の学芸員・ウィルソン山田。緊張を隠せない彼に、雫は鋭い質問を投げかける。「……『ネブラ』は、摑んでいるのか? 君の言う『アレ』……『人食い鮫ヴォイド』が、どこからやってきたのかを」――研究所の奥、隠された真実が徐々に明かされていく。一方で、謎の武装集団の騒動により炬島は大混乱に陥っていた……。
謎の傭兵たちによって占拠された『龍宮』、そして市長室で捕らわれの身となった富士桜市長。傭兵たちのリーダー・イルヴァとの緊迫のやりとりが続くなか、その狙いが雫の研究だと気づいた富士桜はある一抹の不安を抱いていた。
一方、『龍宮』の中の一画では、傭兵たちがひとつの巨大な影に襲われていた。それは雫の研究対象であり、自由となった脅威“ヴォイドの遺産”だった……。
「ハイハーイ、可哀想な人質のみんなー。落ち着いて落ち着いてー」
傭兵集団の一人・野槌狐景の呆けた緊急放送と島内で起こる爆発で掌握される炬島の民衆。監視下に置かれる人間たちとは打って変わり、「ヴォイドの遺産」はかつてない自由を得ていた。雫により「カナデ」と名付けられた“彼”は、手練れの傭兵たちをも意外な方法で襲撃し、いとも簡単に食い殺していく。だが、そんな危険なサメ討伐に傭兵集団の首領が動き出す……。
傭兵集団の襲撃により、炬島に囚われてしまった少年・八重樫フリオ。ふと水面に何かを見たような気がして水路に近づくフリオだったが、そんな彼の様子を水中からじっと見つめる一つの影があった……。一方、傭兵集団リーダーのイルヴァは、ターゲットであるサメが生きたまま捕獲できないと判断し、仲間の死体が転がる研究所へ自ら赴くことに。最強の女傭兵と最凶の遺伝子を受け継ぐ人食い鮫、その生死を賭けたバトルが今始まる――。
ついに始まったイルヴァとカナデによる命のやり取り。水場という地の利を活かしたカナデの猛攻を紙一重で躱し、イルヴァは足場の悪い配管を伝ってサブマシンガンで迎え撃つ。「――奴は、これが同種の武器だと判断して警戒できるだけの目と知恵を持っている」部下たちを襲撃したこの“サメ”が武器を理解し、それに対応するただならぬ強敵だと認めたイルヴァは、ある作戦を立てるのだが……。
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